道具や大会の選び方

メガネとコンタクトレンズ、トライアスロンのレースに向いているのは?

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目が悪いため普段はメガネを使用していて、スポーツ時のみ使い捨てコンタクトレンズを使うという方は少なくないと思います。または、コンタクトレンズが苦手で、スポーツ時だってメガネだぜ!という方もいるでしょう。

そこで、裸眼視力0.05の管理人がトライアスロンのレースで実際に試した経験を元に、「コンタクトレンズあり」「コンタクトレンズなし」両方の対策をご紹介しますね。コンタクトレンズ派だけど眼鏡に興味があるという方も是非ご覧ください。

スイム

競泳用ゴーグル、オープンウォーター用ゴーグル

コンタクトレンズを使うなら、視力は確保できますので、スイミングゴーグルの選択肢に制限がなくなるメリットがあります。

普段目にするゴーグルは概ね競泳用(屋内用)ですが、オープンウォーター用(屋外用)のゴーグルもあるんですよ。これは、海水面のぎらつきを抑えたり、視界を広くとるなどの機能があって、トライアスロンでは活躍まちがいなしです。価格は競泳用より気持ち高いぐらいで、3000円程度~。もちろん、普通のゴーグルでもスモークレンズやミラーレンズなどが選べますので、ご安心を。

ただし、スイムで大勢が団子になって、人と接触してしまうことが割とあるのですが(激しいとバトルといったりします)、不運な場合ゴーグルに水が入ったり(海水!)、さらに悪いとレンズが流れてしまったりします。

そういう事態に備えて、レンズ交換の用意をするか、以降の競技をメガネに切り替えて行う段取りをしておくのをお勧めします。目がよく見えないためにせっかくのレースを棄権するだなんて、もったいないですもんね。

度付きゴーグル

コンタクトレンズを使わないなら、視力を補うために、度付きゴーグルの使用を断然お勧めします。レースだけでなく普段の練習でも、時計(1周1分の大きな時計がプールサイドによくありますよね)がよく見えるので便利です。

度付きというと、オーダーメイドで高価なイメージがあるかもしれませんが、最近は既製品で手頃なものがありますよ。

通常のスイミングゴーグルで、度付きレンズと自分で交換できるタイプが安くて便利です。購入当時、度付きレンズ対応ゴーグル2000円程度、替えの度付きレンズが片目1000円程度だったと記憶しています。レンズは片目ずつ異なる度で購入できますし、店頭で視力測定のうえちょうど良いレンズを選んでくれるところもあります。

ただし、あまりに視力が悪いと、オーダーメイドでしか対応できないこともあるようです。

度付きゴーグルは種類が多くなく、選択肢は相当限られてしまうので、その点は残念です。コンタクトレンズありのところでご紹介しているオープンウォーター用も、度付きのものは見たことがありません。

メガネ預かりについて

レースの時ですが、大抵の場合、スイムが終わって陸上へ上がったらすぐのところに「メガネ預かり」のコーナーを設けてくれています。ここに事前にメガネを預けておき、ゴーグルを掛けたままメガネを受け取りに行けば、視力不足で不安な思いをすることがありませんので、ご安心ください。

コンタクトレンズ派の方でも、スイム中にレンズを紛失してしまった場合の保険として、メガネを預けておけば安心ではないでしょうか。

メガネを預ける際、受け取る際、いずれもゼッケンナンバーを申告することになっていることが多いので、取り違えが起こる心配もありません。

バイク

アイウェア(サングラス)

コンタクトレンズを使用するなら、その上からアイウェア(サングラス)を掛ければOKです。サングラスは苦手という方もいるようですが、紫外線や飛び石などから目を保護するために必須と考えてください。夏の強い日差しで目が疲れ、それが視力低下につながる恐れもあるそうです。人気のOAKLEYの場合、海外通販かつ色に拘らなければ、10000円前後で見つかります。

度付きサングラス

度付きサングラスだとオーダーメイドとなります。オーダーメイドは憧れですが、やはり高価ですね。度付きのインナーレンズ+色付きレンズのサングラスという商品もあります。

「度付きサングラス フォルクス」で検索してみてください。インナーレンズ部分がオーダーメイドですが、比較的安価なのと、色付きレンズの方が何枚かセットになっているものだと、状況や気分でレンズを交換できるのが嬉しいところです。購入当時はイベント特価で12000円程度でした。

クリップオン、跳ね上げ式

メガネのレンズに着けられるサングラスを、クリップオンとか跳ね上げ式と呼びます。手持ちのメガネを活用することもできるので、一番お手頃かと思います。気になる点は、レンズに固定する部分が視界に入って邪魔に感じることがある、重い、あまりカッコよくない、あたりでしょうか。

ただし、トンネルが多いコースの場合には実は跳ね上げ式が最適なのではと思っています。トンネルについてはこの後に取り上げていますが、視界の悪さ(暗くて見えない)が問題になります。跳ね上げ式だとメガネを外さずに視界を明るくできる点が優れていると思います。

シールド付きヘルメット

最近、シールドのついたヘルメットが出てきています。ちょうどオートバイのヘルメットのような感じです。これだと、コンタクトレンズ派もメガネ派も使用できるのでお勧めです。しかもカッコいいですよ!

レースの際、ヘルメットはバイクパートでは必須なので、これから購入する人は候補に入れてみてください。「カブト エアロヘルメット」で国産かつお手頃価格の優れものが見つかります。(シールド付きタイプで20000円以下というのは、登場時には海外メーカーの半額でした)

シールド付きエアロヘルメット。シールド部はマグネットで脱着します。カッコいい新色が続々発売されています。

トンネルにご注意

バイクでは、しばしばコース上にトンネルがあります。距離が長かったりあまり光が入らない場合、サングラス等を装着したままだと視界が暗く危険なことがありますので、充分注意してください。レース前日にコースの下見ができるとよいかと思います。トンネル対策として、バイク走行中にサングラスを短時間外す練習をするのもいいかもしれません。充分準備して、焦らず本番に臨みたいですね。

ラン

サングラス

サングラスはバイク用、ラン用を分けてラインナップするメーカーもあるので表記を違えてみましたが、共用でもいいと思います。コンタクトレンズ派なら好みのものを、メガネ派なら度付きがお勧めです。インナーレンズ式やクリップオンは重いので、走るときには適さないと思います。練習の際に確認してみてください。

スポーツグラス

スポーツ用のメガネ(度付き)は、スポーツグラスといって販売されています。軽い、汗でさびにくいなどの特長があります。日差しが気になるので、つば付きキャップやサンバイザーを併用するといいですよ。

オーダーメイドだとそれなりのお値段ですが、普段のラン練習でも使えるのでお勧めです。メガネ派にとって、普通のメガネは走る時には重くて邪魔だし、ほんの短い時間のためにコンタクトレンズを使い捨てるのはもったいないのです。

ご参考まで、お気に入りのオーダーメイド品は45000円でした。イタリア製フレームに顔にフィットするカーブレンズ、しかも度数高めでレンズが分厚く加工が面倒、という三重苦を考えると破格です。とても腕利きかつ親切な眼鏡屋さん、「眼’z」さんにお願いしました。

結局、メガネとコンタクトレンズ、レース時にはどっちがいいの?

管理人はコンタクトレンズが苦手ですので、トライアスロンのレースの際のお勧めは、

  • スイム:度付きゴーグル
  • バイク:スポーツグラス+シールド付きヘルメット
  • ラン:スポーツグラス+つば付きキャップ

となります。

ただ、真夏で日差しが強すぎる場合は、眩しさを緩和するためにオープンウォーター用ゴーグルを使いたいです。また、ヘルメットに付属のシールドも若干色が明るく、やっぱり眩しいように思います。

そこでメガネを諦めてコンタクトレンズを使用することとして、

  • スイム:オープンウォーター用ゴーグル
  • バイク:アイウェア
  • ラン:つば付きキャップ

という構成にすることもあります。

普段の練習の時から色々試して、準備万端でレースに臨めるといいですね。

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