錦織圭選手のコーチといえば、マイケル・チャンコーチと、ダンテ・ボッティーニコーチが有名ですね。でも、お二人とも随分長い間、お名前を聞くように思いませんか。2019年にはいよいよコーチ体制を全面的に見直す、といった話があっても不思議ではありません。
また、大注目の全仏オープンテニスが終了しました。全仏後のランキングの行方がどうなるのか、気になるところですね。
では順にみていきましょう。
(追記:ダンテ・ボッティーニコーチが解任されました。こちらをどうぞ)
(追記:新コーチが発表されました。詳しくはこちら!)
Contents
錦織圭、気になる2019年のコーチ体制!
マイケル・チャンコーチのプロフィール、現状
まず一人目のコーチ、マイケル・チャンコーチは台湾系アメリカ人、今年47歳。1989年の全仏オープンを17歳と3カ月で制するという、歴史的快挙を成し遂げた。その後世界ランク2位まで上り詰める。歴代の男子プロテニス選手の中でも最もメンタルが強いと評された。
2013年12月に錦織圭選手のコーチに就任。メジャー大会、グランドスラムを中心に帯同。
身長175センチメートルと小柄な部類で錦織圭選手の178センチメートルと近しいこともあり、また同じアジア人という面でも、錦織圭選手にとって心強いのではと思われる。
指導内容はかなりスパルタ。運動量が多く、地道な基礎練習をみっちりやったり、かなりハードな練習を課せられる。その苦しい経験は、錦織圭選手のメンタル強化に大きく貢献したと言われている。
ダンテ・ボッティーニコーチのプロフィール、現状
そして二人目のコーチ、ダンテ・ボッティーニコーチはアルゼンチン出身、39歳。プロテニスプレーヤーとして活動後、IMGアカデミーのコーチをしていたところ錦織圭選手より声が掛かった。
2010年より錦織圭選手を支える。錦織圭選手からの信頼も厚く、お互い「相性がいい」とのこと。技術指導や練習のサポートだけでなく、メンタル面のサポートも担当する。
二人のコーチの仲は?チームは?
二人のコーチの仲についてはどうでしょうか。ダンテコーチによると、チャンコーチとの関係は「とてもいい、本当にすごくいい。」「お互いを大変うまく補い合っている。」「コート外では大きく違うが、いざテニスの話になると、本当にうまく助け合っている。」ということで、大変バランスの取れた良好な関係を作っている様子です。
また、チャンコーチとの仕事はとても楽しく、錦織の周りにいるメンバー、チーム圭keiについても同様だということです。
一方、チーム圭keiについて選手本人によると「今に満足していますし、居心地もいい。」「毎回同じことを言われたら変えていますけど、常に新しい刺激をもらえるコーチたちなので。」「自分に必要なことを、いろんな角度から教えてもらえる。」とかなりの高評価です。
更に、「本当はいろんなコーチを試してみたいというのは、ちょっとありますけど、その必要が今はないかなと思います」ということで、錦織圭選手は現状に満足しており、コーチを変更する必要性は感じていないということが分かりました。
結論
錦織圭選手は今の良好なチームワークで2019年を戦い抜いていくということで、今年はコーチ体制の変更はなさそうです。
後日談:ウィンブルドンにて
先日開催されたウィンブルドン大会にて、錦織圭選手は準々決勝進出を果たしましたが、その重要な局面にマイケル・チャンコーチがいないという出来事がありました。詳しくは、関連記事(錦織圭、ネットの放送予定を確認!ウィンブルドンにマイケルチャン不在の理由とは!?)をクリック!
追記:ダンテ・ボッティーニコーチが解任されました
錦織圭選手より、ダンテ・ボッティーニコーチの解任が発表されました。
9年もの間、ほぼ常に錦織圭選手と大会を巡ったダンテ・ボッティーニコーチでしたが、幸い、仲違いといった印象はないようです。錦織圭選手は来年30歳という節目の年ですので、新たな刺激を取り入れて飛躍するための決断とみられます。
後任はまだ明らかにされていません。また、マイケル・チャンコーチとの契約は継続されるそうです。
錦織圭、全仏後のランキングの行方はどうなる?
まずは2018年全仏オープンを振り返ってみましょう
2018年の全仏オープン、錦織圭選手は4回戦進出、ランキング22位という結果でした。なお、第1シードのナダル選手が全仏オープン2年連続11回目の優勝を飾りました。
では2019年、今年の全仏オープンの結果はというと?
2019年の全仏オープンでは、錦織圭選手は準々決勝進出を果たしましたね。この時の対戦相手は昨年の優勝者、ナダル選手でした。そしてランキング順位はなんと7位に。
実は一つ前の大会、BNLイタリア国際の結果でランキング順位が6位となっていたので、全仏オープンでひとつ順位を下げてしまったことになります。とはいえ、今年は大会毎に6位と7位を行ったり来たりしていて、ほぼ横ばいと言えそうです。
これまでとこれからについて
錦織圭選手のこれまでとこれからについてが気になりますね。ちなみに錦織圭選手のランキング過去最高順位は、2017年マイアミ・オープン(準々決勝進出)後の、4位となります。
しかしこの後、錦織圭選手はケガによる成績不振、さらには大会欠場が影響し、2018年前半にはランキング順位が39位にまで下がってしまいます。ですがその後盛り返し、2018年は9位まで順位を戻しました。そして2019年、全仏後は7位です。大きな目で見ると上り調子と言えそうなので、このまま順位を上げていってもらいたいところですね。
2019年はまだ折り返し。7月にはウィンブルドンテニスも開催されます。その直前のエキシビション大会にて、錦織圭選手のストレート勝ちのニュースも届いています。本命のウィンブルドン大会でも大活躍を期待したいですね。
まとめ
錦織圭選手の2人のコーチは、選手本人ともチームとしてもうまくやっているとのことで、2019年は体制維持となりそうです。
また、全仏後の錦織圭選手のランキングは7位となりました。もうじき始まるウィンブルドンテニスへの最終調整も上々なようなので、さらなる上位を目指してもらいたいですね。
ほぼ欧米人が占めるプロテニス界の上位を争う希少なアジア人、錦織圭選手のこれからの活躍にますます注目です。
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