イチロー氏がとうとう現役を引退しましたね。2019年3月のことで、現役生活はなんと日米通算28年と大変長く活躍しました。そんなイチロー氏が、いつから引退を考えていたのかご存知ですか?
また、現役引退後もメジャーリーグに所属して野球関係の仕事をしているイチロー氏ですが、現在の所属チームはどこなのか、また仕事内容も気になるところではないでしょうか。
では早速みていきましょう。
イチローはいつから引退を考えていた?
さて、イチロー氏がいつから現役引退を考えていたのか?ですが、ご本人のコメントは残念ながら見つかりませんでした。でも露出の多いイチロー氏のこと、何かヒントがあるはず。そう思って色々調べてみましたよ。
ちなみに、イチロー氏が引退を決意したのは、2019年のシーズン開幕前、キャンプの終盤だったそうです。日本に来る数日前のことでした。

引用元:https://surfer-dog.com/
引退を決意した理由は、イチロー氏によると「日本での開幕戦までの契約だったがそれを覆すことができなかったから」ということで、どうも成績不振によるためと言えそうですね。
さて、長く大活躍を続けていたイチロー氏ですが、2017年頃から、動体視力の低下を指摘する声がちらほら出ていたようです。また、筋力に関しては、ヤンキース在籍時代(2012~2014年頃)から走力の低下という形で翳りが見え始めていたようです。
これらを見るに、5年程前からの筋力低下に加え、2年程前からは動体視力の低下に直面し、引退を覚悟するようになったのではと考えられます。
この、2年程前というのには別の根拠もあります。イチロー氏のここ数年の成績をみてみましょう。
MLB移籍後の2000年から2010年の間で、イチロー氏は10年連続で年間安打数200安打と、絶頂期を迎えます。しかしその後年々打数は下がっていき、2015年には安打数91本、2016年は95本、そしてとうとう2017年の安打数は50本で止まってしまったのです。
この、安打数低下がイチロー氏に現役引退を考えさせる理由になったということは、充分にあり得るのではないでしょうか。
それにしても、引退を意識し始めたのが40歳を超えてから、さらに44歳といった年齢にも関わらずメジャーリーグのベンチ入りを勝ち取っていたということで、実力がすごいことには疑いがありませんね。
イチローの現在のチームと仕事内容とは?
現在のチームと言っても、イチローは現役引退したんでしょ?と思ったあなた、甘いですよ。
イチロー氏の現在の肩書は、なんと古巣である米大リーグ(MLB)シアトル・マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターなんです。
球団の発表によれば、インストラクターとしてのイチロー氏の仕事内容は「主に外野の守備と走塁、そして打撃コーチと共に打撃面」を指導することで、3Aタコマ・レイニアーズなど傘下のマイナーチームの指導にも携わるということです。
確かにイチロー選手は走塁、守備、打撃、コンディション、とどの分野においても一流でしたから、インストラクターとしても活躍しそうですね。
また、本人の希望としてもトレーニングは続けたい、なんらかの形で野球は続けたいということがあるようですので、インストラクターというポジションはその希望に見事に沿うように思えます。
なお、会長付特別補佐の就任は2018年のことでしたが、現役引退を機に、インストラクターという新たな役割を担うことになったということです。
まとめ
2019年3月に、イチロー氏は28年続いた現役生活を終えました。
イチロー氏がいつから引退を考えていたのかは名言されていませんが、世間の評判や成績の低下具合から見て、2017年頃だと推測されます。
また、現役を引退しても野球関係の仕事に携わるイチロー氏の現在のチームは、慣れ親しんだシアトル・マリナーズです。肩書は耳慣れない「会長付特別補佐兼インストラクター」ということで、特別扱いされている感じが流石ですね。
つい先日には念願の草野球デビューを果たしたイチロー氏。これからも話題に事欠かなさそうです。