本田真凛選手がフィギュアスケートの練習拠点をアメリカに移しました。でもまだ高校2年生の時のことなので、学校はどうなるのか、さらには進学先は?と心配な人もいるのでは。
また、練習しないことでも有名な本田真凛選手、果たしてアメリカへ行けばその悪い癖は治るのでしょうか?
順にみていきましょう。
本田真凛が拠点をアメリカに!学校はどうなる?
平昌冬季五輪出場を逃した本田真凛選手は、2018年春以降、自らの環境を劇的に変えました。
- 関西大学高等部から青森山田高校(普通科スポーツコース)に編入
- 練習拠点をロサンゼルスに移す
- 浅田真央選手も指導を受けていたラファエル・アルトゥニアン氏の師事を仰ぐ
- JALに所属
アメリカに練習拠点を移したのは、次の北京冬季五輪出場を果たすためです。そのために高校を移る必要がありました。
青森山田高校を選んだ理由は、同校がトップアスリートを多く抱えることから、海外遠征に理解があるためと言われています。関西大学高等部は、偏差値が高い分学業もかなりハードだったようで、遠征続きの本田真凛選手は出席日数が足りず、留年の危機にあったとも聞きます。
また、青森山田高校には通信制もあるとのことで、学業とスケートの練習を両立できるためというのも理由として大きいのでしょう。スケートに打ち込む傍ら、学業も両立しようとする姿勢は素晴らしいと思います。
もうひとつ、高校3年生となった本田真凛選手は、大学へ進学するのかどうか、気になるところですね。こちらについてはあくまで予想となりますが、
- 他のトップ選手も多くが大学を出ていること
- 本田真凛選手は関西大学高等部に在学していたことからも分かる通り大変偏差値が高い
- 本田真凛選手のご両親が教育熱心で有名
これらを考えると、やはり大学へは進学されるのではと思われます。参考までに、他の有名スケート選手の学歴をみてみましょうか。
- 浅田真央選手 中京大学体育学部体育学科卒
- 羽生結弦選手 早稲田大学人間科学部通信課程(在籍)
- 荒川静香選手 早稲田大学教育学部卒
荒川静香選手といえば本田真凛選手の憧れの大先輩ですので、ひょっとしたら早稲田進学を希望している可能性もありますね。
アメリカに行ったら練習しない癖は治るの?
練習嫌いで有名な本田真凛選手、そのエピソードには事欠きません。
例えばかつてのコーチ、濱田美栄氏からは「練習量が足りない」「アスリートに必要な粘着質なところが無い」「失敗したときのリカバーの練習をしない」と厳しい指摘がたくさん。また本田真凛選手本人からも「スピンの練習は嫌い」とのコメントがありました。
それでも、アメリカの新しいコーチ、ラファエル・アルトゥニアン氏は、本田真凛選手のことを「能力の3割しかまだ使っていない」「表現の自由さなどはまさに天才」「滑っている姿に釘付けになる」などと大絶賛しています。
また、本田真凛選手自身はアメリカでの新生活について、「言葉と食事以外は全部、来てよかった」と考えているようです。今は日本でのアイスショーや合宿参加などで日本と米国を行ったり来たりしながら、スケート漬けの充実した毎日を送っているそうです。
アメリカでのスケート生活はというと、朝8時から夕方5時ぐらいまでリンクにいて、氷上練習だけでなく陸上トレーニングやダンスなど、とにかく練習漬け。ずっとコーチ達が付きっ切りで教えてくれることと、海外のトップ選手達と一緒のレッスンのため、練習環境には大満足の様子です。
どうですか、これなら、もう誰にも練習嫌いとは言わせませんね。思い切って環境を変えた甲斐があったのではないでしょうか。
まとめ
本田真凛選手が拠点をアメリカに移しましたが、海外遠征に理解のある青森山田高校へ編入したことから、学校との両立が図れているようで一安心ですね。おそらく有名大学への進学も果たされることでしょう。
また、アメリカでの充実した練習環境のおかげで、練習しない癖についてもすっかり過去の話となったのではないでしょうか。
北京冬季五輪への出場はもちろん、どんな大活躍を見せてくれるのか、今から楽しみですね。